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ネイティファス
淫語ボイスドラマ製作サークル ネイティファスのブログです。

SS 美魔女参謀エスパの姦計

以前考えた誘惑テレパシ~からのつながりで
お互いにサイキックで少年が格上のお姉さんに
罠にはめられて弄ばれたらの妄想でSSできました。

悪の女幹部っぽい戦隊もので
唯一超能力を使える少年が遠隔誘惑されます。

雑魚の女戦闘員に囲まれるのも大好きだったりします。
とりあえず半分ほどで続きは気が向いたら。




美魔女参謀エスパの姦計


 この日、暴魔爆悪大帝ゴルドリオのイライラは頂点に達していた。
 異次元世界エビルスを根城とする、破滅大極魔神エビルドラースの地球侵略組織エビルネイターズ。
 その侵略特攻先鋒隊長として、非常に意気込んで地球制圧に向かったはずだった。
 ゆうに二メートルと超す巨躯の肉体と、ありとあらゆる殺人武器をまるで手足のように使う技術があれば、こんな辺境の星のなどものの一瞬で征服できるという自負があった。
 だがしかしその目論見はあさはかだったと知ることになる。
 電脳地球防衛組織メディクスファイブがゴルドリオの前に悠然と立ちはだかったのだ。
 町で破壊活動をしようとしても、たちどころに現れて妨害されてしまう。どんなに計画を練っても、まるでこちらの心が読めるかのような速度で迅速に対処されてしまうのだ。
 もちろん彼らの頭脳技術を結集した武器も、猪突猛進であり力馬鹿のゴルドリオにとってはひたすらに手を焼かざるを得ないものだった。
「ゴルゴルゴルー! ああ何たる不覚。こんな星一つ征服できないようでは……。このままではエビルドーラス様に見限られてしまうでゴル! せっかく名を上げるチャンスであるのにゴル……。無性に頭にくるでゴル! あのにっくきメディクスファイブの奴らさえいなければ……ゴルゴルゴル……」
 怒りのやり場のないゴルドリオ。
 と、その時背後に一つ人影が舞い降りた。
「おっほほほほ。苦戦しているようねゴルドリオ。これじゃ暴魔大帝の名が泣くわね」
「ゴルっ? お、お前は――」
 緩い笑みを口元にたたえる美貌の女――美魔女参謀エスパが優艶な面持ちでしとやかに佇んでいた。
 超能力に長け、特に透視や催眠に卓越した年齢不詳の魔女である。
 亜麻色のロングヘアーに抜群のプローポーション。異性の心を惑わすスケスケ紫の薄布一枚を身にまとい、持ち前の美巨乳や美尻ラインをより官能的に艶かしく際立たせている。切れ長の瞳も妖艶で、すっと鼻筋も通り鼻梁も気高い。やや厚ぼったい唇からしゅっと鋭角的にまとまった顎先まで精巧な美しさが行き届いていた。
 その蠱惑的な美貌から繰り出される人心掌握術もお手の物である。本性である美魔女スタイルのみならず、セールスレディやナース、時には女学生や花屋のお姉さん等、ありとあらゆる状況に応じて臨機応変に姿を変えることができる。
 もし彼女の潤みきった瞳で見つめられながら局部を官能愛撫されて、耳元で誘惑の言霊を幾重にも吹き込まれたのなら、決して抗える男はいないであろうと思われる。
「むっ、むむむ……。誰もお前など呼んでおらん! ワシだけの力であのメディクスファイブなど十分でゴル!」
「うふふ……♪」
 剣幕も意に介さず、ゆっくりと歩み寄るエスパ。ゴルドリオの脇へとひっそりと滑り込む。並んで寄り添う姿はまさに美女と野獣だった。
「ねぇゴルドリオ……」
「なっ何でゴル……」
 端正に整った指先が、つんと荒々しいゴルドリオの頬をくすぐる。
「ここは協力しましょ♪ 力を貸してあげるわゴルドリオ……」
「ぬっ……ぐぅ。そ、そう言って手柄を一人占めする気でゴルな? どうもお前は信用できないでゴル……」
「そんなこと言わないでゴルドリオ……」
「む、むわっ! 何をするでゴルか……」
 エスパの細長い指が、尺取虫のようにゴルドリオの腿をトントンと小気味よく散歩する。
 自然と前かがみになり、二回りもあろうかというゴルドリオの頭もエスパに並んでしまった。
「……あなたの力が必要なのよ。ねぇゴルドリオ……ちゅっ♪」
「は、は、はぅ!」
 甘い吐息と耳元への接吻による波状攻撃。
 ゴルドリオは体を気味悪くくねらせて悶えた。
「ね……お願い♪ 私もあなたを必要としてるし……。あなたも私を必要としているわ。二人で……打倒メディクスファイブよ……。このままではエビルドーラス様に見せる顔がないのでしょう? ほら……大丈夫よ安心して……私がついてるわゴルドリオ……」
「んぁ……ぐ……ぁ……ぅ……ゴル……ぁ……」
 もはや彼は傀儡だった。ゴルドリオほどの巨漢であっても、美魔女エスパによる官能誘惑は効果覿面だった。
「早く……ほら……いらっしゃい……可愛い子。任務が終わったら、た~~っぷりあなたと楽しいことしたいわ……うふふふふ♪」
「く……うぐ……」
 必死で歯を食いしばるが、精神的主導権はエスパの手中にあった。教師と生徒の関係ような、絶対的格差をこの一連の誘惑行為で植えつけられてしまったのだ。
「あ……わかったでゴル。共に戦うでゴル……」
 その言葉を聞くと、エスパは突然無邪気な少女のような声になり、
「ああ~ん♪ ゴルドリオ最高♪ やっぱり頼りがいがあるわぁ~♪」
 とはしゃぎながら乳房をむにむにと腕に押し付けた。
 愚鈍なでくの坊がだらしなく顔をほころばせる。エスパほどの美女にくっつかれて嫌悪する男はいない。
「そっ、そうでゴル。ワシはすごく頼れる男でゴル! 見よ! このどんな大岩をも打ち砕く鋼鉄のような豪腕……ふんっ!」
「きゃ~すごいすごいすごぉ~い♪」
「はぁはぁ……ふぅふぅ……」
 エスパの手管にずっぷりとはまり込むゴルドリオ。これぐらいの支配なら彼女にとっては朝飯前だ。
「うふっ♪ それじゃゴルドリオ。早速行動を開始しましょう。善は急げよ。さぁあなた達入ってらっしゃい♪」
「は~いエスパ様~♪」
 手で合図をすると、エビルネイターズの女戦闘員が数十人部屋に入って来た。
 ピンクのぴちぴちレオタードが、むっちり鍛え上げられた太ももを包む。股はTバックに深く切れ込む見るからに扇情的なスタイルだった。顔は仮面舞踏会で使うような妖しげなマスクで隠されている。押さえきれないエロスが満載、それがエビルネイターズの女戦闘員なのである。
「こ、こら! ワシの神聖なる作戦室に入って何をする気でゴル! あ、変なものを置くな! やっやめるでゴル! どうにかしろエスパ!」
 しおしおと巨大な体を小さくするゴルドリオ。それでも女戦闘員達はきゃぴきゃぴと決められた仕事を忠実にこなしている。
 無駄にでかい椅子や机は片付けられ、その代わりに衣服用ロッカーがいくつもいくつも部屋中に敷き詰められていくのだった。
「一体何をしているでゴルか? これでは何もできないでゴルよ……」
「気にすることはないわ。これが作戦よゴルドリオ。メディクスファイブを罠にはめるのよ……」
 エスパが腕を組み、勝ち誇ったような顔で言った。
「そ、そうでゴルか! 安心したでゴル! さすがエスパでゴルル!」
「ありがとうゴルドリオ。それであなたは別に動いて欲しいのだけれど……」
「合点でゴル! あれ? しかしワシはどこで作戦を立てればいいでゴルか……?」
「離れの倉庫でも使えば? あなたにはお似合いよ? うふふふ……」
「ひっ、惨めでゴル……。うぬ、これも打倒メディクスファイブのためと思えば……ゴルルルルル……」
「そうよ。勝った暁には二人で乾杯しましょうね……ちゅっ♪」
「はぅぅうう! このゴルドリオ粉骨砕身エネルギー全開で頑張るゴル! ゴルゴルゴル!」
「……筋肉馬鹿って簡単ね」
「ん? 何か言ったでゴルか?」
「いえ何も」
 こうして、美魔女参謀エスパによる計略は着々と進行していた。
 一方メディクスファイブ陣営は、迫り来る危機を未だ露知らずにいたのだった。



 見慣れない電脳機器が所狭しと鎮座する。
 ここはメディクスファイブ本部の一室。ユータこと篠山悠太専用に設計された部屋である。
 電脳地球防衛組織メディクスファイブにおいて、表立って行動するのは電脳強化スーツを着用し、エビルネイターズの怪人達と戦う戦闘能力を持った五人である。
 レッド、ブラック、ブルー、グリーン、ピンク。それぞれが独自の個性を持ち、強力な電脳武器を用いて日夜厳しい戦いを繰り広げている。
 だがメディクスファイブは五人だけで戦っているわけではない。開発や情報収集もろもろに、国家のみならず世界の期待を背負って多数の分野でのトップクラスが集結しているのだった。
 ユータも小学生の身でありながら、メディクスファイブを支える内の一人である。
 彼には人並み外れた能力がある。それは何か?
 努力では決して手に入らない、生まれながらに備わった性質――超能力である。
 ユータは物心ついた時から、自分の能力を実感していた。主に千里眼と呼ばれる遠隔透視能力である。
 限界はあるが、かなりの距離まで遠くの風景を認識でき、人の話し声や音まで感知することができるのだ。
 しかしその秀でた能力が、他の同世代の友人達とも心の壁を作ることにもなった。
 自分が当たり前のように感じることを、誰もわかってはくれないし信じてはくれない。
 決して埋まらない心の溝。ユータはいつしか能力ひけらかすことをやめた。その方が楽に生きていけるし苦労しなくていい。
 ただし心の本当の内側では寂しかった。親も回りの人間も、気遣ってくれているように見えても、根本的な意味では理解してくれていないのだ。
 どこか透明なビーカー容器が、がらんどうとしていて何も満たされる気配が微塵もない。そんな不確かでうつろな日々を小学生ながらに送っていた。
 そんな時、どこからか噂を聞きつけたのか一通の手紙がユータのもとに届いた。
 メディクスファイブ――。
 この世界を支配しようとする悪の組織と戦う団体。君の力が必要だ。ぜひ力を貸してくれないか?
 というような内容だった。
 当初ユータはこの奇天烈な内容に戸惑ったものの、結局は二つ返事で承諾することになった。
 自分の力が必要なこと、自分の力を発揮できる場所が存在することが理由だった。
 ユータは拍手喝采でメディクスファイブ本部に迎え入れられた。
 主要任務は、どこかに存在するエビルネイターズの基地を発見すること。そして敵の作戦を盗聴し諜報活動することだった。
 初めの任務は大して苦労はしなかった。現在のユータは著しい身体成長に呼応するように、超能力も飛躍的に伸びる急激な成長過程にあった。
 加えてメディクスファイブにより設計された、超能力を最大限に発揮できる専用のルームが一役買っている。
 ユータの脳を徹底的に研究し、最良の状態で能力を使用できるように調整された、まさに世界で一つだけのユータ専用ルームだった。
 事実この部屋でサーチ(俯瞰探索)するようになってからは、距離も精度も今までとは比べ物にならないくらい上昇した。
 能力者視点で言うと、実際に目の前にあるものを『つかむ』という感覚に近い。遠くのものをまるで指先数センチのごとく扱えるのである。
 ユータはこの成長に歓喜した。自分の人生の中での唯一の手ごたえだった。
 巻き起こるやる気。打倒エビルネイターズ。ユータは今日もルームにこもり切る。


 ルームに入って一番初めにすることはロード(呼び出し)だ。これはセイブ(記録)と対になる遠隔透視能力者必須の事項だ。
 セイブはその名の通り、遠くの風景を位置情報として脳の中に記録できる能力である。
 こうしておけば、昨日サーチした場所でも即座に呼び出せる。いちいち毎回サーチしなくてもいい。つまり効率がいいことになる。
 上級者になれば各地にいくつも位置情報を記録できるようにもなる。超広範囲のサーチ能力、いつでも的確に情報を入手するためのセイブ能力。遠隔透視能力者の最終的な到達地点がそこにある。
 無論、ユータの能力は成長したといってもまだ未熟だった。サーチ範囲も数十キロ以内で、距離が離れるにつれて精度が磨耗してしまう。セイブ可能箇所も一地点で記録に非常な精神力を要するのだ。
「よし。今日も頑張るぞ。僕のやる気が世界を救うんだから……」
 ユータはそう言っていつもの椅子に座った。
 目をつぶり、昨日記録しておいたデータをゲームの続きをするかのごとくロードする。
 色、音、匂い、温度、その他。ジグソーパズルよう散りばめられたピースが、ユータの精神力により限りなく現実に近い仮想現実として構築される。
 初めはかなり苦労したロードも今ではお手の物だった。
間違いのないように一つずつ押し進める。ユータの気力は充実していた。が、ユータはある違和感に気づいた。
 いつもと同じ部屋であるはずなのに、置物の配置が変わっている。まるで別の存在に置き換わっていた。
「机も椅子も……全然ない。代わりにロッカー。これは……。ちぇっ、もう気づかれたか。いつもはゴリラっぽいおっさんが馬鹿みたいに大声出していたから楽だったんだけど……」
 連日のエビルネイターズ制圧成功は、ほとんどユータの手柄によるものだった。敵の作戦内容を前もって知っていれば、これほど楽な対処法はない。怪人が悪さをする前に、連係の取れたメディクスファイブの精鋭達がその目をつむんでしまうからだ。
 しかしユータの精神侵入を知ってか知らずか、作戦会議室を移されては今までの方法は通じなくなる。
「でも……。ここからが僕の役目だ。もう一回上空からサーチで当たりをつけて……、とその前に一旦セイブを切ってから……」
 ここで作戦を話す可能性がないのであれば、もうこの地点のセイブは必要ない。
 そう思い、ユータはセイブを解除しようとした……が、その時――。
「あー今日も疲れたねー」
「そうよねー。戦闘員もやんなっちゃうわぁ……」
 黄色い声が聴覚として組成された。ピンクのレオタードに身を包み戦闘をこなす、美しくも恐ろしい女戦闘員が多数入って来たのだ。
「汗で蒸れちゃって気持ち悪いわぁ……。んもぉシャワーとかないのかしらぁ?」
「ねーねー。今からオフはどうするぅ?」
「やっぱカラオケでしょ!」
「そんなのつまんないわよ……。私がこの前見つけたお店がね……」
「あ~らあなたいい体してるわねぇ……」
「きゃっきゃっ……うふふ♪」 
 小鳥達のような女戦闘員達の語らいが始まる。
 ユータは完全にセイブ解除のタイミング逸してしまっていた。
 普段は見ることのない女性の着替えシーン。それも敵戦闘員の下着姿を覗き見することに、言いようのない背徳感と不思議な感情が沸き起こっていた。
 女戦闘員達はマスクを取れば皆それなりの美人で、むちむちとした太ももが艶かしくておっぱいも存分に張りがあった。
 まだ小学生で性的刺激に疎いユータ少年にとっては、この状況は魅惑のハーレムに近い至極悩ましげな光景だった。
「あっ、ああ……。戦闘員でも……普通の人間みたいで……お姉さんで……。おっぱいとかお尻も……ああ……」
 思わずサーチの目で、まじまじと女戦闘員の肉体を見つめるユータ。充血する股間。まだ精通をも知らぬ少年の、押さえ切れない情動が今にも爆発しそうだった。
「あんなに食いこんで……。おっぱいの谷間……はぁはぁ……すべすべの肌……はぁはぁ……はぁはぁはぁ……」
 ユータは淫らな妄想にぬるりと取り込まれた。遠隔透視といってもほぼ盗聴盗撮と同義の行為になる。
 そのアブノーマルな状況に、まだ年端もいかない少年は背徳の堕落快楽に飲み込まれそうになっていた。
「うっ……くっ。いや……僕は何をしているんだ。僕は女の人の裸を見にここにいるんじゃない……。話を聞かなきゃ……何か大事な情報を漏らすかもしれないし……」
 そうは口では言ったものの、ユータの脳内は女性への肉体妄想で占められていた。覗き見をしている罪悪感を、卑小な正義の盾を免罪符として乱暴に取り繕ったのだ。
「はぁはぁ……はぁはぁ……」
 ユータのペニスは盛大に隆起していた。右を見ても左を向いても魅力的なお尻とおっぱいばかり。折り重なる誘惑イメージに、真面目な少年能力者は甘すぎる肉体罠に今すぐにでも堕ちようとしていた。
「んっんっ♪ んっ……ああん……はぁん♪」
「ちょっとー。あんたこんなところで何してんのよー」
「そうよやめなよぉ……オナニーなんて。後で怒られるわよぉ」
「だってこの戦闘服で我慢しろって方が問題よぉ。みんなだってしたいんでしょ? 私って敏感だからさぁ……んっんっ」
 一人の女戦闘員が股間を指でいじりながら接近してきた。いや正確には、ユータがセイブした地点の真ん前に仁王立ちしたのだ。
「えっ? あっ、ああん……。お姉さん近いよう……。アソコが……濡れてて……。うっ、あああ……」
「あああんっ♪ 食いこみオナニー最高よぉ……♪ ほらみんな見てぇ……♪ 変態オナニー……♪ Tバックの淫乱スケベオナニーでぇ……♪ あああんっ♪ 指止まんない……ああん……イクイク♪ 私すぐイッちゃうかもぉ……♪」
 女戦闘員の卑猥な股間のドアップ。指を激しく出し入れしながらの自慰行為。女性器のヒダヒダから奥のぎゅうと引きしまった肉厚の媚肉壷まで確認できてしまった。
 少年はこのあまりにも扇情的な誘惑挑発行為に、小ぶりで皮かむりのペニスを痛いほど腫れあがらせていた。
「ああ……ん♪ 僕のオチンチン……何か変……。最近よくこんな気分に……ああっ……ああああっ♪」
 甘く少女のような声を出して悶えるユータ。なぜかセイブ地点のピンポイント手前で、このような行為をされているという疑問は浮かばなかった。未知の世界へ誘われる快感に、心のバリアをすっかり解放しきっていた。
「あ~んきってぇ~ん♪ 早くオチンチンここに欲しい……♪ あんあんあん♪ オマンコ擦れるぅ♪ レオタードがすごくいいのぉ……♪ あぁ~んあんあんあん……♪」
「お姉さんお姉さぁん……♪ 僕もそこに行きたい……。ああもどかしいよう……。はぁはぁ……はぁはぁはぁはぁ――」
 いつしか自然に少年はペニスをしごいていた。メディクス本部内であることも忘れて、白ブリーフからちょこんと顔を出す亀頭に一心不乱に考えうる限りの刺激を与えていた。
 迫り来る女性器の卑猥イメージが最高潮に達する。ぬちょぬちょという淫音が脳内を満たし、甘い嬌声がさらに欲情を歓喜し遠く離れた少年をピンク色の蜜罠地獄へと引きずりこんだ。
「イッくぅ~♪ 私イっちゃう~ん♪ 食いこみレオタードオナニー最高……♪ あんイクイクイク……イク――」
「あん僕もお姉さんと一緒に……ああ出る! オチンチンから何か出ちゃうよぉ……ああああんっ♪」
 股間にからむ紐に近いレオタード、その卑猥な動きにシンクロするように裏筋を指の腹で撫でさする。
 せき止められない白の欲望が、ドロドロの感情とごっちゃになり今どぴゅどぴゅと産声をあげた。
「あっ……ふぅん♪ なぁにこれぇ……♪ 白いの……いっぱぁい……♪ ああ……止まらない……♪」
 慌てて手で液体を受け止めるが、大量に粘っこく飛び散ったそれは勢い止まることなく、ペニスと根元からさらにさらにと排出を促していた。
「あ~あ何汚してんのよ? あんた馬鹿じゃないの?」
「はぁ……でも最高だったわぁ……♪ あんた達だって実はしたいんでしょ? ん? ほらほら……」
「ん……そう言われてみれば。ねぇユミカぁ……ちょっと……ねっ?」
「何よマユミったらぁ……はぁ……しょうがないわねぇ……」
 二人の戦闘員がいきなり絡み合う。呆けた目つきで、何をするのかと待ち構えるユータ。
「んっ♪ ちゅっ♪ ああんっ♪ んっちゅっ♪」
「んっんっ♪ んっ……ぷはぁ……。いきなり発情するなんていけない子ねぇ……んんっ♪」
「んもう……何よそんな光景見せ付けられたら……私もしたくなっちゃうじゃない……んっ♪」
「あ……じゃあ私もついでに……」
「私も便乗してぇ……」
「私も私も……」
 ユータの想像を遥かに超える、淫らな情景が網膜神経を直射した。
 濃厚なベロキスをしながらのレズプレイ。スケスケ黒レースブラからおしげもなく美巨乳を取り出し乳首オナニーをする女性。桃のようなお尻をぐいと持ち上げ、こちらを誘惑するようにアナルと女性器を交互に愛撫し絶頂へと上りつめる官能の女神。
 いたるところで酒池肉林のレズ乱交自慰行為が展開されていた。
「あぁ……また出ちゃうよぉ……」
「ああんっ♪ 最高っ……♪ もっともっとぉ……♪」
 ユータは本能に逆らえずに再び射精した。エッチなお姉さん達のリアルなエロ痴態の坩堝。まるで自分のその輪の中心にいるように錯覚してしまった。
「ああん……お姉さぁん……♪」
 本当はそうではないはずなのに、周りのお姉さんが自分のために脱衣し誘惑してくれている。女性器を恥ずかしげもなくかき回し、レズ行為や自慰行為を繰り返している。
 ユータを取り囲む女肉の外壁は未だ崩れる気配はない。何度も射精して精巣が空になりかけようとも、少年の心甘くくるみ欲情勃起させる卑猥なエロイメージを断続的に送りづづけて、魅惑の強制射精連射地獄の扉をぱっくり開かせていた。
「ああっ……♪ 出るぅ……まだ……オチンチンおかしく……ふぁぁ……♪」
「んっ♪ ああんっ♪ やぁんもっと……んっ♪ あん……欲しいわぁすごく……♪」
 汗ばんでテラテラと妖しく光る巨乳の谷間への射精。健康的な桃尻ヒップの迫力ドアップでの搾精。じゅるじゅると唾液をすすり上げる淫猥な唇でのバキュームザーメン行為……。
 ありとあらゆるスケベなイメージで少年は青臭い精を放ち続けた。
 自分課せられた仕事をほっぽり出して、女性の肉体を足の先から頭のてっぺんまで舐めまわすように鑑賞し、自分自身をなぐさめる極めて非日常で背徳的な行為に没頭してしまったのだ。
「もっ、もう出な……ああっ。やめて……やめてよう……」
 泣きながら懇願しても、女戦闘員の宴ももはやたけなわだった。
 くんずほぐれつの大乱交に発展した恥辱のロッカールーム。肉という肉がぴちぴちとはじけながら擦れあう。
 ユータもその渦中の一員だった。おっぱいに囲まれる美巨乳に包囲される。赤ちゃんのように乳房を吸わされ抱きしめられる。
 むちむちのお尻で潰される。Tバックからはみ出る媚肉に欲情させられアナル舐めを強制される。お尻でも囲まれて檻の中に閉じ込められる。でんと横に広い肉厚のヒップに誘惑される。真っ白い丘の流線的で芸術的なふくらみに頬ずりしたくなる。じっとみんなに見つめられる。オナニーするのを視姦されている。少年が粘っこい白濁を吐き出すのを今か今かと期待されている……。
「はぁ……ひぃぃ……」
 ユータはか細い声を上げながら射精し続けた。
 そしてどれぐらい時間が過ぎたのかわからないが、ユータはやっと解放された。
 おそらく気絶してしまったのだろう。覚醒した時には飛び散った精液だけが、その現場の苛烈さをむなしく物語っていた。 
 さっきまで戦闘員で満杯だったロッカー室も閑散としていた。
「ぼ、僕はなんてことを……」
 ユータはいたたまれなくなり、椅子から飛びのきルームを後にした。



 
 メディクスピンクこと薄紅桃花はいつものパトロールから本部へと舞い戻った。
 彼女はメディクスファイブの中でも紅一点の女性である。容姿端麗なお嬢様風の日本美人で、自分の中に一本すっと筋の通った凛とした女性である。
 細かい短剣術を得意とし、メディクスフルーレフラッシュによる超電脳音速刺突は、数々の怪人を闇に葬り去ってきた。
 五人の中で誰が欠けても成立はしない、絶妙のバランスでメディクスファイブは成り立っている。だがしかし最近のエビルネイターズの侵攻は着実にその頻度を増していた。
 そこで多大なる成果を発揮するのが、近頃メディクス本部に配属された篠山悠太の存在である。学校から帰った後のほんの数時間であるから配属というのは言いすぎだが、類稀なる能力を持つユータの諜報活動は実に莫大なる戦果をあげていた。
「ユータ君は今日も頑張っているかしら……?」
 桃花は長い廊下を歩きながらそうつぶやいた。
 超能力を有するといっても、ユータはまだ精神的未熟な小学生である。それなら自分がサポートし精神的支柱にならなければ――と思うのは自然の流れだった。
「私も忙しいけれど、少しでもユータ君のために何かできれば……」
 そう思案しながらひた歩く――とその時とうの本人のユータに期せずして遭遇したのだった。
「きゃっ!」
「うわぁっ」
 どんと正面衝突。二人は互いのエネルギーを半分づつ吸収して尻餅をついた。
「あいたたた……。ごめんなさいねユータ君。桃花お姉さん、ちょっと考えごとをしていたものだから……」
「いっ、いえ。ぼ、ぼぼ僕の方こそごめんなさい……。本当にごめんなさい……。じゃ……僕今日は帰りますから……さようなら……」
「あっ、ユータ君ちょっとちょっと…………あ、行っちゃった……んもう」
 廊下の水平線かなた、蜃気楼のごとく溶け込むユータの後ろ姿。
 やれやれとスカートのほこりを払い、桃花は立ち上がった。
「ユータ君……何かおかしかったわよね……。泣いてた?」
 桃花は先ほどの少年の違和感を思い出す。
 いつもならば、嬉々としてサーチの成果を話してくれるはずなのに。どこか影があるけれども、無邪気な少年特有の瞳で真っ直ぐこちら見据えて笑いかけてくるのだ。
 さっきの少年はまるで別物であった。だがその心の内実を知る術は、今の桃花にはまるでなかった。
「ん、まぁ最近張り切りすぎてたし……。ちょっとうまくいかなったから……それで……うーん」
 桃花の思考は軽く空回りする。が、彼女の性質は元来楽観的である。何事にも前向きでポジティブに行動し周囲の士気を高める。
「ま、思春期だものね……。色々あるわ。ふわぁ……と私は新武器の練習をしなくちゃ……」
 大きく背伸びをする桃花。
 しかしこの小さな歪が、メディクスファイブ崩壊の序曲になるとは、天然楽観娘の桃花には非常に想像しにくいことであった。



 ――ユータがサーチした元作戦室、現ロッカールーム部屋。
 エビルネイターズが誇る叡智と頭脳と美貌の結晶、美魔女参謀エスパがもくもくとした煙と共にその姿を現した。
「ほっほほほ♪ お前達よくやってくれたわ。あの少年――ユータはもう私のかけた罠に肩までつかっているわ……うふふ」
 そう言ってくるりとターンをし、小悪魔コケティッシュなくいっとお尻突き出しポーズを決めるエスパ。
 今日の衣装は、ふりふりピンクの花びらをイメージしたキューティードレスである。至る所に可愛げにあしらわれたレース、限界ぎりぎりまで持ち上げられたミニミニスカート、胸元ぱっくりデザインのぷるるん美巨乳谷間が渾然一体となり男の視覚に犯し誘惑魅了する官能オーラをこれでもかと放ってくる。
「エスパ様ーご機嫌麗しゅうございますー」
「エスパ様ー。作戦完璧に成功いたしましたー」
「あの少年は私達の性的行為に夢中に浸りきっていましたー」
 どこからともなく現れた女戦闘員。口々に報告を開始する。
「ふふ♪ ご苦労さんあなた達」
 エスパは余裕のある甘い微笑みで対応する。
 そのまま優雅にドレスのフリルをひらひらさせながら、部屋の隅へかろやかな足取りで向かった。
「いけないわね坊や。こんな簡単なセイブ地点なんか作っちゃって……。セキュリティ(防衛)もカーモフ(迷彩)も少しも施さないなんてね……。これじゃトラップ(罠)のかけほうだいだわ」
 とサイキック専門用語を言いながら、エスパは壁にしつけられた水晶玉を模したような機器を手に取った。
「これは馬鹿丸出しでサーチしてる悪い子ちゃんの情報を、リアルタイムに録画し描写する装置よ。能力のないあなた達にも変態坊やのオナニーが見られたでしょう?」
「はいエスパ様! 私がお尻を近づけると、お猿さんのようにしごいて果ててしまいました!」
「私がおっぱいを揉みしだいても同様に射精しました!」
「私達のレズ行為でも……」
「私のオナニーでも……」
「最終的には皆で水晶を取り囲んで、何度も枯れるまで射精させましたわ!」
 戦闘員達は数刻前の痴態を思い出し、にやにやとしながら思い出を反芻した。
「ほほほ……。能力のない一般兵に誘惑されちゃうなんて、サイキックの風下にもおけない坊やだわぁん♪ んっでもぉ……♪」
 と、妖艶なる美魔女はエロティックな腰をわざとらしく艶然とくねらせて口を開いた。
「はぁ~ん♪ これからは色々と教えてあげたいわぁん♪ 同じサイキックの年下少年とか感じちゃううぅ♪ あ~ん可愛い♪ ふんふん……名前はユータ君って言うのねぇ……。はぁんやぁん♪ 心にもちょっと陰りがあるしぃ……とっても美味しそう……んっちゅぽん♪」
 じゅっぽりと人差し指を第二間接まで咥えるエスパ。唇を妖しく開閉させながら、唾液の乗った指をぺろぺろと下品に味わいながらストロークを繰り返す。整った口元から漏れる、んっんっ……という甘いボイスもますますエスパの魅力に彩りを添える。
「あぁエスパ様ぁ……。そんな上品で素敵でエロエロな御姿を見せられたら……」
「あんっ♪ エスパ様……私さっきもイったのにまた濡れて……」
 上司の扇情的な誘惑行為に、何人かの戦闘員が魅了という名の恋の罠に落ちた。
 美魔女エスパの魅了能力は男性を瞬く間に虜にするだけでなく、同性さえも容易く本質的な魅力で篭絡することができる。
 誰しもが憧れるような小顔でプローポーション抜群の肢体。聞く者をうっとりさせるような巧みな話術により、敵を一切作らせずにいついかなる時でも羨望の的となり女王様として君臨している。
「うふん♪ 駄目よあなた達……。レズレズな行為はお仕事が終わってから。……っと、それじゃ明日は私も加わっちゃおうかなぁ……。エスパ様が直々に行動するなんて、本当に坊やは幸せものね……そぉ~れ変身っ♪」
 くるりとドレスを翻してターン。
 確認不能の数刹那、美魔女エスパはものの見事に変身せしめた。
「まっ、エスパ様。そのお姿は……」
「ふふっ♪ どうかしらこれ? 似合っているでしょう? 一回私もこれ着けてみたかったのよ」
 言ってエスパは腰に手を当ててポーズを取る。変身したのは意外や意外、エビルネイターズの下っ端一般兵である戦闘員の姿であった。
 ただ何点が相違があるとするならば、エスパ本人の美貌を差し引いてもセクシーすぎるということだった。
 レオタードではなくビキニスタイルの戦闘服で、ほぼTバックというよりも紐パンに近い危さで、女性の大事な部分をほんの一欠片の布でかろうじてごまかしているに過ぎない。
 普通に歩くだけでもぷるんと尻肉が左右上下に揺れ、間近から見上げれば卑猥な肉の花びらが今にもはみ出さんばかりの勢いで視覚に訴えかけてくる。
 胸元を隠すはずのブラも非常に際どい三角ビキニで、おさまり切らない魅惑の果実が常に蠢き形を変え、柔肉の甘い罠にはまるべき獲物を待ち構えていた。
「はわっ、はわわわ……」
「はっふぅ~~ん♪ どうかしらこの戦闘服? まだちょっと軽量化が甘いかしらぁ……?」
「いっ、いえ滅相もございません……」
「んふふ♪ それじゃ明日はこれでいくわよ♪ あなた達のも用意しておいたからちゃんと着るのよ……♪」
「あっ、ありがたき幸せにございまするエスパ様~~!」
 わっと色めき立つ戦闘員。目玉は完全ハートマーク。
 どこからどう見ても青少年を悩殺魅了しオナニー猿へと堕落させる超エロエロコスチューム、それを極上の肢体で纏い美魔女エスパはぺろりと舌舐めずりをした。
「あ~ん♪ 違うわぁ……。私の名前はエスミよぉん♪ 組織のために安月給でも必死で頑張って、いつか巡り合う素敵な白馬の王子様を待っている……とっても普通の女の子エスミちゃんよぉ……」 
「はい了解しましたエスミ様……ではなくエスミちゃん! 共に頑張りましょう」
「そうです万歳エビルネイターズ! 我らが野望のため! 全人類全宇宙の恒久平和のため!」
「エビルネイターズ! エビルネイターズ!」
 盛り上がりが最高潮に達した。
 戦闘員エスミこと美魔女参謀エスパは、つかつかと水晶装置に歩み寄りユータに宣戦布告するがごとく、前かがみ美巨乳垂れ下がりポーズをとり性器と同等の淫口をぱくぅと開いた。
「あ~んユータくぅん♪ 明日がとぉっても楽しみ……。お姉さんが色んなこと教えてあげるぅ……♪ サーチっていうのは一方向から見ただけじゃ駄目なのぉ……♪ 例えばこのローアングルとかぁ……そうこの股間のはみ出しエロマンコ肉が見える位置が適当よぉ……♪ んふぅん♪ それができたらこの下乳南半球とか……んっもっと上から魅惑の北半球クレバスも一緒にまとめて……あん駄目ユータ君……変なもの谷間に挟んじゃ……それはまだ早いから……やんやんやぁ~ん♪」
 




  1. 2013/08/31(土) 19:03:53|
  2. SS
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  1. 2013/08/31(土) 22:31:01 |
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もしかして戦闘員はエスパに誘惑されて戦闘員になった元人間ですか?

だったら興奮します
  1. 2013/09/01(日) 17:56:13 |
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  1. 2013/09/05(木) 03:10:53 |
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  1. 2013/09/11(水) 05:05:08 |
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